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Bel 2023
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うぐいす歌子は元海上自衛官という異色のイラストレーター・漫画家である。美大で日本画を学んだというモフモフした 「和のテイスト」(洋猫も和猫に見える)は猫画家のヒグチユウコ、町田尚子、石黒亜矢子などにはない強みではないかしら。『今日もネコ様の圧が強い』(KADOKAWA 2025)はSNSで人気になっている猫マンガ 「キジネコ様」 に描き下ろしを追加して単行本化。《とても好戦的なお方。お触りはほぼ不可能。活発なご性格。高いところに登ったり、物を壊したりするの...
#720 |
Spa 2025
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セルジョ・トーファノの 「無敵の隊長ウグッチョーネ・デッラ・スタニョーラ、自分自身の捕虜になる」 は河水や雨に濡れて甲冑が錆びつき、脱げなくなった男の顛末だった。石森章太郎の「酔いどれ探偵鉄面クロス」 と 「鉄面探偵ゲン」は怪盗クロスが自分の身代わりにしようとして、一度装着したら二度と外せない鉄仮面を着けられた十文字元の物語。シチュエーシ ョンは異なるが、どちらも甲冑と鉄面を外せないという状況に変わりはない。サリンジャーの 「エズメに、愛と悲惨をこめ...
#715 |
Saka 2025
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12月タイで開催されたミス・ユニバース世界大会に出場したフィンランド代表サラ・ジャフチェ氏が 「つり目」 写真をSNSに投稿して炎上し、激しい非難に晒された。ミス・フィンランドは軽いジョークのつもりだったらしいが、「slanted eye(つり上がった細い目)」 のポーズは、歴史的にアジア人を嘲笑うのに使われて来たという。このジェスチャーを謝罪したジ ャフチェ氏はミス・フィンランドの王冠を剥奪された。さらに彼女を支持する右翼政党の議員2人が 「つり目」 写真を投稿し...
#714 |
Bai 2025
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小説や絵本などに登場するネコたちは人語を話せるタイプと話せないタイプに分けられる。前者はトバモリーのように、人語を理解して人間の本心を曝け出す。後者はジョナスのように、お城で姉妹と暮らすネコらしいリアル・キャットとして描かれているが、ひょっとしたら、ネコ族は人語を話せないフリをしているのではないかと妄想することがあったりする。「なに、グリマルキンが死んだとな? さらばご機嫌よう、奥様」 と言って 、家から出て行ったティットン・タットン。「あら、で...
#713 |
Ao 2016
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真っ白いネコに出会う機会が激減したことや、ケリー・リンクのホラー童話 「白猫の離婚」に魅了されたことなどから、今まで撮り溜めた 「Photos」(MacOS)のアーカイヴスから青い目の白猫を蔵出しした。いつの間にか駅前公園から姿を消してしま ったが、どこかで生き長らえているだろうか。ところで、大麻栽培農場を経営している白猫=美女は一体誰から 「離婚」 したのだろうか。本当は三男のことが好きらしい白猫は彼に断首されて、絶世の美女に変身した。さも当然のように老いた...
#712 |
Goto 2024
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三毛ネコのゴトちゃんは人見知りなのか、自ら近寄ってくることはない。女飼主と一緒にいる時は安心しているのか逃げたりしないけれど、ケイちゃんと同じく一対一で出会った時は「猫ストーカー」 かどうかを見定めた後で、その場からソソクサと離れて行く。三毛ネコに共通した性向なのだろうか。同じ場所で一緒に暮らす人懐っこいツリ目のキジトラとは対照的である。数年前、ミラーレス・カメラ(NEX-5N)を修理に出した時、いつも携行しているネコ写真(20枚入りフィルムアル...
#711 |
Bun 2025
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ある日、都電から下車して、S**図書館へ続く道を歩いていた。左側に建つ都立B**高校裏の石塀に白黒ネコがいた。通りがかりの若い女性が体を撫でても逃げ出すどころか甘えた声で鳴き続ける。スマホで写真を撮っている女性に、カメラを携行してくれば良かったと話す。日向ぼっこをしているじゃないかと女性が言う。後日、再会出来ることを願いながら同じように図書館へ行く途中、猫語で声をかけると、眠っていたらしいブンちゃんがフェンスを潜り抜けて顔を見せた。これ幸...
#710 |
Ann 2024
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放し飼いの外ネコは何時行っても同じ場所で出会える可能性が高いので、その姿を暫く見かけなくても心配することは滅多にない。しかし、ある日突然姿を消してしまうことの少なくないノラネコ(今まで何匹のネコたちがいなくなったか数知れない)の場合は常に不安感を胸中から払拭出来ない。三毛ネコの姿を1カ月前から見ていないとI**駅前公園のネコウォッチ ャーから言われた時はショックだった。可愛くて器量良し、膝の上に乗るほど親和性の高いネコなので、彼女を捕獲し...
#707 |
Gen 2025
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長毛種ロンちゃんのいない遊歩道は寂しい。古くなったセピアカラーのように色褪せて見える。久々に歩いていると、ネコ・ヴォランティア夫妻が茶トラに食事を与えていた。暫く姿を見なかったのは近くの団地の方に移動したからだという。通りかかった初対面の男性が三人の輪に加わり、ネコ嫌い、虐待、T NR(Trap、Neuter、Return)などについて暫し話し合う。外ネコが少なくなったという男性に同意すると、ヴォランティア女性が反論した。普段歩いている通り道に見かけないだ...
#706 |
Peta 2025
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近所のペタちゃんとは仲良しだ。彼女のテリトリー内に入るや否や、フンフンと鳴きながら近寄って来る。不思議なことに人間がネコを見つけるよりも、ネコが人間を見つける方が早い。視覚(容貌)なのか、聴覚(足音)なのか、第六感(気配)なのか分からないけれど、近づいて来る他者を認識して特定する能力は人間よりも優れていると言わざるを得ない。ネコは自分に付けられた名前が呼ばれれば反応するし、名前を知らない特定の人間の容姿も記憶している。日本の民藝運動にも共...
#704 |
Pino 2023
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3月下旬に重い腰を上げて、SSブログから引っ越しました。聞いてよピノちゃん、総崩れしたレイアウトの手直しが大変だったのよ。約1200件ある記事を1件つずつ手作業で修整、主に表(table)やリスト(list)で生じた不自然な余白を解消する、陥没した穴を埋める道路工事のような長時間の単純作業だったの。原因の分からないレイアウトの崩れもあって、その修正に多くの時間を費やすことになっちゃった。〈猫のミミちゃん〉は「猫ジャケ」10枚を紹介するネコード・シリーズ第...
#701 |
Sai 2023
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中央公園裏の広い敷地や遊歩道にいたロンちゃんが虹の橋を渡 ってから早2年。図書館に通じる道を辿る度に、ありし日の面影が偲ばれて辛くなる。今にも木陰や植え込みの中から姿を現わすのではないかと、殺風景なモノクロ風景となった遊歩道の周囲を力なく眺め回す。追い回す相手がいなくなった茶トラのサイちゃんも寂しいのではないかと思うけれど、ネコの心情までは分からない。ナージャ・トロコンニコワ(プッシー・ライオ ット)はロシアW杯決勝戦(2018)に、女性警官のコ...
#699 |
Simi 2023
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自分の暮らすテリトリーを守って毎日パトロールを欠かさない外ネコに放浪の旅は似つかわしくない。ノラはより良い生活拠点を求めて移動することもあるらしい。放し飼いの家ネコも遠出をして迷子になったのか、何日も飼主の許に戻って来ないことがあるらしい。I**駅前公園の一段高い植え込み縁石から遠くを眺めるシミちゃん。その視線の先に何があるのか?‥‥仲間のネコなのか、野鳥なのか、それとも食事を運んで来る世話人なのかは分からない。馬娘(Horsegirl)はZ世代...
#698 |
Soran 2018
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虹の橋を渡ったネコたちを 「スライドショー」 で見られるようにという思いから、〈にゃんこスライダー〉を作ってみた。「CSSだけで自動再生スライドショー」 は時間の計算が面倒だったが、雛形を1つ作成しておけば応用が効く。〈メモリアル・キャッツ〉で、長毛種のロン、茶トラのドミノ、白茶ネコのソンちゃんの3匹をトリビュートした。シリーズ第4集は黒猫ソンちゃんを予定している(撮った枚数が多いので、選ぶのが難しかったりする)。『黒猫を飼い始めた』(講談社 2025...
#697 |
Mau 2016
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O**神社の階段を降りた踊り場にいた白茶ネコ。混じり合わないカフェ・オ・レのような優しげな色合いで、往来する通行人や学生たちの目を和ませていた。妖艶な眼差しからも大人の気品が溢れ出す。マウちゃんの写真をトップに飾った〈折々のねことば〉は朝日新聞朝刊に連載中のコラム 「折々のことば」(鷲田清一)のネコ・パロディ。第18集で引用した 「ねことば」 の中では17世紀フランスの風刺童話をホラーに改変したケリー ・リンクの短篇「白猫の離婚」が出色で、妖艶な美女ネ...
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posted by sknys at 00:03| 東京 ☀|
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