急激な円安で輸入CDの値上げが止まらない。3千円台後半も珍しくないし、LPはCDの約2倍にまで高騰している。D**の新譜コーナーは素見すだけにして、中古棚を物色する。ワールド・フランス棚で、HK & Les Saltimbanksの3rdアルバムを見つけた。未開封CDを半額以下で入手した。シュティの国のHK(アシュカ)については 「憤激せよ(ステファヌ・エッセル)ー とアシュカは歌う」、《Rallumeurs D'etoiles》(Blue Line 2015)は 「今朝のフランス語:Du temps de cerveau disponible」 に詳しい。「商業目的のためにテレビ視聴者を洗脳・白痴化させることがテレビの仕事」 というパトリック・ル・レイ(ヨーロッパ最大の民放テレビ局TF1の元社長)の発言はTVをSNSに置き換えれば、20年後のネット界そのものを照射している。TVで洗脳・白痴化された空っぽの頭に称賛・賛辞だけでなく、誹謗・中傷などの悪性ウイルスが侵入して瞬く間に感染・拡散される。誰もが似非コメンテーター気取りで浅薄で無責任な発言をするようになってしまった。金銭詐欺や裏バイトの温床にもな っている。HKの〈Fukushima Mon Amour〉は日本で、どれだけ拡散されたのだろうか?
ラテン・ブラジル館(DU)のアルゼンチン棚に、大量の未開封CDが放出されていた。旧譜の在庫一掃セールだと思われるが、その殆どが半額以下だった。ずっと探していた《Todas las Formas de Estar》(Independente 2019)を見つけた。拙ブログでルシオ・マンテル(Lucio Mantel)のアルバム《Unas Horas》(Acoua 2013)を紹介した時に、記事を自動翻訳で読んだ本人が 「ツイート」 してくれたので、彼には親愛感がある。元々非シールドCDだったらしく、未開封(S)ではなく、外装・盤質Aと表記されている(68%OFF!)。5thアルバムは全9曲中4曲を 「アルゼンチン音響派の鬼才」 アクセル・クリヒエール(Axel Krygier)がプロデュース。岩の上に座って焚火する森男のカヴァ・アートを森娘マリナ・ファヘス(Marina Fages)が描いている。ロックCDストアで仏クレスト出身の4人組ラ・セーヴ(La Seve)の2ndアルバム《Chlorophylle》(King Tao 2024)を見つけた。西アフリカのカメルーンのビクツィとコンゴのルンバなどから影響を受けたアフロ・ポップのダンス・ミュージック。新品から 「未開封中古品」 になって、値下げ(35%OFF)していた。
Songs: Sur la même longueur d'onde / Mister Juke / Para cuando la vida / Rallumeurs d'étoiles / Dounia / Sans haine, sans armes, et sans violence / Le manouche du ghetto / Merci / Y a pas d'problème / The Olive Branch / Si un jour je tombe / Je te dis non / À nous d'jouer / ...