
香山 リカ 『テクノスタルジア』
♭『スター・トレック』スキンヘッドの美女
びっけさん、こんばんは。「新スタートレック」(TNG)にもスキンヘッドは登場します。ジャン=リュック・ピカード艦長と、ボーグの女王(Borg Queen)!‥‥ツルピカ艦長が天敵ボーグに乗っ取られちゃうんです。『続猿の惑星』のミュータントたちも実は頭髪が無かった。Bjorkのプロモーション・ヴィデオ〈Hunter〉はCGだったけれど、セカチューの綾瀬はるかは本当に剃髪したの?‥‥Sinead O'Connorことを「歌う苦行僧」と呼んだのは、中野翠だった。〈スタート・レック!〉のTBは自重しました(クリンゴン頌なので)。
by sknys (2007-12-02 00:57)
♭(ブログ閉鎖中)
hanasoubiさん。こんにちは。YouTubeの〈This is the house that Jack built〉は、画像よりも音楽にビックリ!‥‥こんなに軽快な唄だったんですね。〈オレンジとレモン〉をTB出来ると喜んだのも束の間、マザー・グースゥ。に先を越されちゃいました。「大好き!マザーグース」の鳥山淳子さんがマザー・グース関連の記事をチェックしているので、お眼鏡に適うとリンクしてくれますよ(閲覧数が超UP?)。リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう3人の農夫』(みすず書房 2000)の第1章に有名なナゾナゾ唄が引用されています。
- 「セント・アイヴィスへ行く途中、
- 7人の女房を連れた男に私は会った、
- それぞれの女房が7つの麻袋を持って、
- それぞれの麻袋に7匹の猫が入って、
- それぞれの猫が7匹の仔猫を連れていた。
- 仔猫、猫、麻袋、女房、セント・アイヴィスへ行く数は?」(訳・柴田元幸)
♭ Alizee の新曲
ぶーけさん、こんばんは。アリゼ(Alizee)ママの仮面舞踏会?‥‥やっぱりエロカワ路線なのかな。復帰アルバム《Psychedelices》がリリース(12/3)されたようですが、輸入盤は未入荷(12/5)でした。週明けには輸入CDショップの店頭に並ぶでしょう。全11曲で、DVD(PAL方式)付きの豪華限定盤もあるらしい。でも、ちょっと不安だなぁ。ヴァネさま(Vanessa Paradis)、7年振りの新作《Divinidylle》(Barclay 2007)は超カッコ良かったけれど。
by sknys (2007-12-06 00:40)
♭「ちょっと待った~!」「危ない!危ない!」。
こにゃさん、こんばんは。深夜帯TVはアニメ番組の百花繚乱と思っていたけれど、最近は特撮ヒーローものが増えて来た。「光神戦隊スペースレンジャー」(MX)、「ウルトラセブンX」(TBS)、実写版「キューティーハニー THE LIVE」「魔法先生 ネギま!」(TX)‥‥いずれも1〜2回を視ただけなのでストーリが良く分かりません。東京ローカルの「光神戦隊」は「戦隊シリーズ」のパクリでしょうか。総じて女性の戦闘アクション・シーンは迫力があります。残念ながら「セブンX」は今週終了してしまいました。「ネギま!」の神楽坂明日菜に萌え萌え!‥‥というのは、ココだけの話。
by sknys (2007-12-23 01:51)
♭ PalindrondoのXmas
スゥ。さま、こんばんは。正解回文を明かされれば、なるほどと思い当たるけれど、超難なぞ回でした。「焼いた」ではなく「妬いた」もありかなとは思っていましたが、「わ!ダイヤ2トン」は気づかなかったなぁ。
mironさんの「ヴィトン〜イヴ」回文を生かしてみました。こっちの方が正解回文より、美しい(論理)かも?
by sknys (2007-12-26 02:35)
♭ ユベラーズ☆ポール2007(本・映画)
yubeshiさん、明けましておめでとう。京極堂と犀川&萌絵シリーズには共通点があって、森博嗣が『F』とトリックが被っていないことを願いながら『姑獲鳥の夏』を読んだという逸話があります。『邪魅の雫』はミステリとしては良く出来ているけれど、薔薇十字探偵が登場するまでは五里霧中だし、妖怪度も低い。増補改稿された『狂骨の夢』までは再読しました。『四季 春』は24冊の中で一番難解ですね。この頃から作者は事件の「解決編」を読者に開示しなくなっちゃった。エンタテイメント作品としては、ちょっと不親切のような気もしますが。2シリーズ&4部作の完読ご苦労さまでした。「森ワールド」のガイド記事を書いた甲斐があります。皆さんも「森ミステリ・ツアー」に参加しましょう。
by sknys (2008-01-03 02:30)
♭ 本屋にてときめくこと
tumuziさん、こんばんは。学生時代は芳林堂で澁澤龍彦を買い、「ぽえむ・ぱろうる」で現代詩などを立ち読みしていましたが‥‥。CDは街の輸入盤店で買うけれど、本は図書館で借りることが多いかな。『オディロン・ルドン』(¥5,460)、『ムンク伝』(¥8,400 )、『マルセル・デュシャン』(¥10,185)‥‥みすず書房の本は高すぎ。『広辞苑』(第六版) より高いのかよ〜〜〜〜みたいな。
by sknys (2008-01-14 00:29)
♭ Le Rouge et Le Noir
モバサムさん、明けましておめでとう。「古典」は大人になってから読めるけれど、少年少女向けの小説のことは大人になると忘れちゃう。もし少年少女小説が子供たちだけの一過性のものならば、20歳を過ぎた後で出版(翻訳)されたジュヴィナイル小説を読む機会は永遠に失われる。『はるかなる わがラスカル』(ブッキング 2004)を借りに児童図書室に寄ったら、「何で大人が児童室に来るんだよ」って、生意気なガキに搦まれた。君たちがスターリング・ノースの「原作」を読まないから「絶版」になっていたんだよ。
by sknys (2008-01-17 22:56)
♭『魔女がいっぱい』 ロアルド・ダール
びっけさん、明けましておめでとう(遅れちゃった!)。ダール本は最高に面白いですね。柳瀬訳版『チョコレート工場の秘密』は登場キャラのネーミングに異和感があったけれど。「子(ねずみ)記事」に紹介されなかったのはアニメじゃなかったから?‥‥こういう奇想天外な物語を読む度に、遭難したロアルド・ダールは頭の打ちどころが「良かった?」のではないかと思います。「ガラスのエレヴェータ」みたいに宇宙にブッ飛んだまま地球に戻らない、最後まで魔女の魔法が解けない!‥‥《男の子だということが、なぜ、絶対的にネズミよりましだといえるのだろうか?》と「ぼく」は反問する。
by sknys (2008-01-18 01:28)
♭ 今月のRadio DavidByrne.com
imasaruさん、はじめまして。Jesca Hoopのデビュー・アルバム《Kismet》の謝辞欄に「To David Byrnes for looking out for me」と書いてありました。「Radio David Byrne」の選曲の妙にビックリ!‥‥Lisandro Aristimunoは《39°》ではなく、2ndアルバム《Ese Asunto De La Ventana》(2005)からの選曲みたいですね。ところで、金井美恵子さんは「引退した牧羊犬」(註:中田英寿のこと。村上龍と島田雅彦はバカ野郎!)のことが嫌いなのでしょうか。『噂の娘』(講談社 2002)は傑作だと思います。
by sknys (2008-01-19 21:34)
♭「宇宙少年ソラン」・・・歳がばれるなぁ・・・
びっけさん、こんばんは。『宇宙少年ソラン』(TBS 1965)はエロティック(倒錯愛!)なんですよ。そんな風に感じていたのは、もしかして自分だけなの?‥‥《子どもは勧善懲悪の冒険譚である「ソラン」の中に、サドーマゾの匂いを敏感に嗅ぎとり、そこだけを抽出して純化した「私家版ソラン」遊びを作った》──『テクノスタルジア』(青土社 1996)。香山リカ先生の文章を読んだ時は嬉しかったなぁ。「子ども」と普遍化していますが、少女時代のリカちゃんのことです。ソネ風呂界ではソラン=スニーズ、チャッピー=スゥ。という配役でした。P.S. 実写版『キューティーハニー THE LIVE』に堀内正美さんがゲスト出演(剣持ユキの父親役)しています。
by sknys (2008-01-26 17:27)
♭ 風邪をひいた時の夢
mironさん、こんばんは。
正月明けに風邪でダウンしていました。椎名誠に「お熱38度6分でも読める本というのは、これはもう感動的な〈面白本〉なのだ!」というエッセイがあったなぁ。でも、それは「扁桃腺炎」のお話。酷いインフルエンザに罹ると目がグルグル回って眠れません!‥‥ 9・11の摩天楼崩壊のイメージは『童夢』やBjork(のアルバム)のイメージと分ち難く結びついています。ネコバスには乗ったことがありませんが、電車やバスや都電に乗って見知らぬ街へ行ってしまう夢は良く見ます。いつも帰途は「裸足」なんですよ。
by sknys (2008-02-02 19:10)
♭ メデューサ Famme Fatale vol.1 ── 顔が凶器?
千露さん、こんばんは。メデューサは絶世の美女だったんですよね。「恐ろしい怪物の姿」に変えられてしまったけれど、彼女の心まで醜くなってしまったのでしょか?‥‥本当は美しい姿に化けた「怪物」の方が怖いわけですが。ジェフリー・フォードの『白い果実』(国書刊行会 2004)に登場する整形手術に失敗して顔が「凶器」になった元美女アーラは、メデューサの末裔かもしれません。Bjorkのアルバム《Medulla》は「延髄」(註:medulla oblongata)という意味ですが、「メデューサの首」の隠喩ではないかと思います。
by sknys (2008-02-02 20:14)
♭ ジャン・コクトーの世界
モバサムさん、こんばんは。「ジャン・コクトーの世界展」は見逃しちゃった。「マン・レイと友人たち展」(1991)には行ったのですが。『恐るべき子供たち』は岩波文庫で読みました。萩尾望都がコミック版『恐るべき子どもたち』(集英社 1980)を月刊セブンティーンに連載した時は狂喜乱舞したなぁ。アンドレ・ブルトンにはレズビアンは奨励しているのに、ホモセクシャルを生理的に嫌悪する偏狭なところがあった。狡猾なダリが、そこを突いて1度は「除名」を免れます。『風と木の詩』の主人公の1人はジルベール・コクトーという名前でした。竹宮惠子先生には「オルフェの遺言」というSF短篇もありますよ。
by sknys (2008-02-03 22:39)
♭ エルロック・オルメスの冒険
モバサムさん、こんばんは。アルフレート・クービンの『対極』(法政大学出版局 1985)と『裏面』(河出書房新社 1971)は同じ本(異名同本)みたいですよ。面白そうなので読んでみようかな。壁の蜘蛛たちが「V」字になっている!‥‥ピンチョンの『V.』(国書刊行会 1989)は傑作ですね。女性に対する過大な幻想(?)が渦巻いているけれど、26歳で書いたことを思えば仰天のデビュー作でしょう。
- ピエール・カミ『ルーフォック・オルメスの冒険』(出帆社 1976)
- トンマーゾ・ランドルフィ『カフカの父親』(国書刊行会 1996)
♭『ドリームバスター4』 宮部みゆき
miyucoさん、こんばんは。2巻(Part 1, 2)に分かれちゃったけれど、「時間鉱山」は独立した長編としても読み応えがある力作ですね。鉱山、坑道、奈落(底なし穴の描写はプチ『紙葉の家』みたい)、トロッコ、トンネル、地底湖、洞窟、森、城、山‥‥。昏睡状態で見る夢という設定はSFよりもファンタジーに近いかな。地下坑から山頂、地底から天空へ翔る「垂直のファンタジー」。キエとヒロムが救われて、ユキオとマッキーの2人が!‥‥善人が死んじゃうのね。紀恵は『スナーク狩り』のヒロインと同類でしょうか。「赤いドレスの女」も実は良い人だったりして。
by sknys (2008-02-18 00:08)
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〈s k n y s - s y n k s〉以外の記事に付けた「外コメント」を纏めてみたら結構面白いかも?‥‥というアイディアから生まれた再録シリーズの第9集です。コメントというよりも「ミニ記事」に近いかもしれません。コメント文は原則としてオリジナルのまま時系列順に転載‥‥事実誤認(誤記)や誤字・脱字、改行の無効化、句読点や記号・顔文字の有無などを精査。内容の分かり難いコメントには補足説明を加え、コメントした元記事にリンクしました。過去3ヵ月間(2007/12/01〜2008/02/29)に書いたものの中から、第三者がコメントだけ読んでも面白いものを中心にセレクトしています。第9集は6月にUPする予定でしたが、出来るだけフレッシュな間に紹介したいと思って(賞味期限を考慮して?)2ヵ月前倒ししました。アニメと特撮、ソランとハニーのSM共演?
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- 著者:香山 リカ
- 出版社:青土社
- 発売日: 1996/11/15
- メディア:単行本
- 目次:テクノスタルジア / 薔薇色の死 / ポストモダンの死の条件 / 器官なき死体 / 女と男の死ぬ舗道 / ここは地の涯て / あとがき